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バイオプラスチックとは

BIO PLASTIC

バイオプラスチックの種類

バイオプラスチックには、大きく分けて"バイオマスプラスチック"と"生分解性プラスチック"の二種類あります。

バイオマスプラスチックは、再生可能な有機資源(バイオマス)を原料としてつくられるプラスチックです。科学技術により通常石油から製造される高分子もバイオマスから製造することが可能で、中には生分解されないものもありますが、石油資源の使用量削減並びにCO2排出の削減につながります。多くのバイオマスプラスチックがトウモロコシやサトウキビを原料につくられています。

一方で、生分解性プラスチックは、微生物により自然界で分解され水と二酸化炭素に変化するプラスチックです。必ずしもバイオマスを原料としているとは限らず、石油資源由来の生分解性プラスチックもあります。生分解性プラスチックの中でも土壌中で分解されるものと、水中で分解されるものがあります。

出典)環境省 "プラスチックを取り巻く国内外の状況 <資料集> " (8/2018)

バイオプラスチックの利点

世界的なプラスチック問題の顕在化を背景に、バイオマスプラスチックは広く"環境にやさしい"と認識されるようになりましたが、具体的には以下のような利点が考えられます。

<バイオマスプラスチックの利点>

・再生可能なバイオマスを原料とし、化石資源依存から脱却できる

・カーボンニュートラルの観点より、新たなCO2が発生しない

<生分解性プラスチックの利点>

・埋立や投棄された場合においても短期間で自然界に吸収される

・焼却されても焼却炉へのダメージや大気汚染などの影響が小さい

このような特徴から、資源枯渇問題や海洋プラスチック問題などのソリューションの一つとして注目されており、世界中の国や企業がバイオプラスチックの導入を検討しています。

バイオプラスチックの論点

一見すると良いこと尽くめのバイオプラスチックですが、その技術はまだ発展途上にあり、様々な議論が飛び交っていることも事実です。例えば、以下のような論点が国際的に論われています。

・トウモロコシやサトウキビを原料とすると食品用途と競合する?

・バイオプラのためのモノカルチャーが多様性を奪う?

・原料は遺伝子組換え作物が多く、栽培自体が環境に影響がある?

・バイオプラ製造工程にかかる環境負荷(LCA)が大きい?

これらの議題は、"プラスチックごみ問題"だけを見ていては十分な議論を交わすことはできません。環境問題に加え、人口問題、食料問題といった広い枠組みの中で検討していく必要があります。

我々消費者が、この製品はどこでつくられているのか?誰につくられているのか?どのようにつくられているのか?どこから運ばれてくるのか?使用後にどこへいくのか? などを少し気にかけて、サプライチェーンの全体最適に配慮された製品を選ぶことで、しかるべき技術が進歩していく手助けとなります。